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2015年4月

2015年4月30日 (木)

本日は学校検診に携わりました。

GWの谷間の本日、高美南小学校と永畑小学校で学校検診をいたしました。児童の皆さん、そして教職員の皆さん、楽しい連休をお迎えください。
Takamiminami


Nagahata


2015年4月27日 (月)

第119回 日本眼科学会総会に出席しました。(1)

416日〜19日に第119回 日本眼科学会総会に出席しました。以下、興味深かった講演の感想を書いてゆきます。

O1−173
「視神経脊髄炎関連疾患の視神経炎未発症例における網膜視機能および形態の検討」
秋葉 龍太朗先生(千葉大)
視神経炎を伴わない抗APQ4抗体陽性脳脊髄炎患者の後極部をOCTで検索したところ網膜外層が薄くなり、マイクロペリメトリーで網膜感度が低下していた、とのことでした。病態について活発な議論がありました。

O1
091
「開放隅角緑内障の網膜神経節細胞関連網膜層の厚さと視野感度の関係 病期別解析」
新家 眞先生(東京大)
視野中心部の感度と網膜内層厚の関係を早期群と進行群で比較した研究です。進行群では早期群に比べて網膜内層厚が菲薄化しても感度は低下しにくいとのことでした。その理由として進行群では網膜神経節細胞自身もしくは中枢による視機能の補償が強いのではないかと考察されていました。

私は視機能の補償は早期群では保たれているが進行群では破綻しているのでないかと思っていたので、興味深く拝聴しました。

O1-093「神経節細胞数の変化による緑内障進行評価の可能性」
泉端 佐枝子先生(香川大)
O1-097正常眼圧緑内障における病期別神経節細胞数の評価」
 木村 泰朗先生(上野眼科医院)
網膜神経節細胞数についての口演が2題ありました。網膜神経節細胞数とは患者の年齢、乳頭周囲網膜神経線維層厚とハンフリー視野計のMDから残存網膜神経節細胞数を推定するというもので、2012年にMedeirosらが発表したものです。このパラメータの臨床的意義が今後どうなっていくのか興味深いところです。

続きは
こちら

2015年4月22日 (水)

ビジョンバンを見学しました。

Img_006501




2015/04/18に日本眼科学会総会にて宮城県眼科医会のビジョンバンを見学しました。

ビジョンバンは、東日本大震災の際に米国より派遣され被災地で活躍したMission Vision Vanを参考につくられた眼科医療支援車両です。内部には視力表、眼圧計、細隙灯顕微鏡、OCTなどの眼科診療機材が搭載されていました。眼科医療施設を喪失した地域で眼疾患の診療を継続する事が目的だそうです。Img_006701_2






Img_006601




詳細は
こちらまで

2015年4月18日 (土)

第405回 大阪眼科集談会に出席しました。(3)

続きです。


特別講演 「原発性眼内悪性リンパ腫
大黒 伸行生(JCHO大阪病院)

 原発性眼内悪性リンパ腫では、典型的には濃い硝子体混濁と境界明瞭な網膜下浸潤を認め、再発時には棘状の角膜後面沈着物を認め、診断には硝子体腔のIL-10/IL-6の定量が有用とのことでした。治療の第一選択はメトトレキセートの硝子体注射がよく用いられているが、角膜障害の合併が問題だそうです。リツキシマブの硝子体注射は、再発が多いこと、眼圧上昇をともなう肉芽腫性炎症が合併するため、第一選択にはなりにくいとのことでした。局所放射線療法は再発率が高いため、最近はあまり行われていないそうです。全身化学療法については専門家の間でも意見が分かれているそうです。

症例呈示
 急速に全身に播種した眼内T細胞リンパ腫の症例を呈示し、IL-10/IL-6の定量はB細胞由来のリンパ腫にのみ有用であるため、陰性例では注意が必要ことを強調されていました。また、前房水は硝子体に比べて細胞診の精度が高いことを紹介されていました。続いて血管炎で発症した症例や視野異常で発症した症例を呈示し、眼内悪性リンパ腫の臨床像は多様であるため診断は困難であることを述べていました。また、ステロイドに反応しにくいもしくは再発しやすいぶどう膜炎では常に悪性リンパ腫を念頭に置くべきであること、中枢神経への転移がおおいため、診断がついたらすぐに脳外科や、血液内科に相談することが重要であることを強調していました。


2015年4月15日 (水)

第405回 大阪眼科集談会に出席しました。(2)

7席 「深達OCTで観察可能であったBDUMPにおける網脈絡膜の構造的変化
穂積 健太先生(阪大)
 癌関連疾患のひとつであるdiffuse uveal melanocytic proliferationの症例を供覧されていました。本疾患は悪性腫瘍患者に生じるまれな疾患で、RPEの不整と漿液性網膜剥離を生じ、OCTではBruch膜は保存されるがRPEの不整と脈絡膜に内部信号が不均一な肥厚を認めるとのことでした。病理組織学的には脈絡膜にびまん性のmelanocyteの増殖を生じるのにもかかわらずOCTでは内部信号が不均一である点が病態を考える上で興味深いとのことでした。転移性脈絡膜腫瘍や脈絡膜悪性黒色腫との鑑別方法が興味深いと思われました。

8席 「ステロイドで軽決と増悪を認めた網膜分離を伴う多発性後極部網膜色素上皮症の1例
佐藤 孝樹先生(高槻赤十字病院
 白血病に骨髄移植を行ったために生じた移植片対宿主反応に対してステロイドを使用したところ、ステロイドの使用量に相関して網膜分離を伴う多発性後極部網膜色素上皮症を生じた症例を供覧されていました。網膜分離は視神経乳頭辺縁からの滲出性変化により生ずると考察されていました。

9席 「アフリベルセプトによる未治療出型加齢黄斑変性に対する治療反応性の検討
大中 誠之先生(関西医大
 未治療の出型加齢黄斑変性に対してアフリベルセプト使用し、反応が良好であった症例を検討されていました。ポリープ状脈絡膜血管症ではアフリベルセプト導入期に反応が良好であった例はその後の経過も良好でしたが、典型的加齢性黄斑変性では経過の予測が困難であるとのことでした。

10席 「多根記念眼科病院網羅的PCRシステムにて診断・治療モニターできたアカントアメーバ角膜炎
井上 智之先生(多根記念眼科病院
 愛媛大学と共同開発された感染症網羅的PCRシステムについてアカントアメーバ角膜炎を中心に解説されていました。アカントアメーバ角膜炎ではPCRによる定量と臨床的な病勢とはよく相関し、非典型例の診断に有用であるとのことでした。一方で、角膜内皮炎では臨床的には沈静化している場合にも、前房水からはウィルスが検出されるため、薬剤の原料には注意を要するとのことでした。

 続きは4/18頃アップロードの予定です。

2015年4月11日 (土)

第405回 大阪眼科集談会に出席しました。(1)

45日に第405回大阪府眼科集談会に出席しました。講演は第3席から聞くことが出来ました。以下、講演の印象を書いてゆきます。おかしなところがありましたらコメントもしくはメールにてご連絡いただければ幸いです。

3席 「豚眼を用いた角膜内皮移植術中の眼圧変化とBUSIN glideの閉鎖腔化の試み」
米澤 昂先生(大阪医大)
 角膜内皮移植術中の眼球虚脱を予防するために、I/Aのスリーブを用いてBUSIN glideの閉鎖腔化を試みたとのことです。豚眼を用いた実験で眼球虚脱を予防でき、臨床で5例に試みたところ、眼球虚脱を予防できたとのことでした。閉鎖腔化が少し面倒な様子でしたので簡便なキットが商品化されればと感じました。

4席 「ヘッドマウント型視野計による両眼開放視野測定」
山雄 さやか先生(近大)
 開発中のヘッドマウント型視野計を紹介されていました。両眼を開放した状態で使用できるため、片眼が固視することが出来なくても使用可能などの利点があるとのことです。ハンフリー静的量的視野計との同等の性能があるため、往診などに活用できるのではないかと考えました。


5席 「Acute macular neuroretinopathy (AMN)の1例について
春田 真実先生(JCHO大阪病院)

 黄斑に暗赤色で花弁状の病変を生ずるまれな疾患であるAcute macular neuroretinopathyを報告されていました。静的量的視野検査では中心感度の低下し、病変はFAでは低蛍光を呈し、OCTでは外顆粒層から視細胞層にかけて高信号でelipsoid lineが不明瞭になっていたとのことです。病態には循環障害、ウィルス感染による網膜視細胞層の障害が関与し、MEWDSの類縁疾患であると考えられるそうです。

6席 「原田病の回復期に脈絡膜浮腫の増減がみられた2例
塩地 麻裕華先生(泉大津市立病院
 深達OCTを用いてVogt-小柳-原田病を経過観察したところ、脈絡膜に一時的な肥厚を認めた2症例を供覧されました。この所見の臨床的意義は今後の課題とのことです。高深達OCTを利用することにより炎症の再燃を予測することができれば、と思われました。

続きは4/15頃アップロードの予定です。


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